「おいしい缶詰」の開発は2012年秋に始まりました。まずは日本全国を飛び回り、新しい商品にできるヒントをその土地の名物を食べ歩いて探し回りました。1年半に渡る商品開発期間中120を超える試作品をつくり、その中から16商品まで絞り込み、第一弾として2014年2月に発売することができました。
特にこだわっているのは、素材と製法です。メインとなる素材はもちろん、あり合わせではなく、調味液や油、煮汁もそれぞれ素材の味がひきたつよう、作り上げています。
製法においては手間とコストがかかるため、通常の缶詰製造では行わない下処理の工程も、製造メーカーさんと話し合い、カット方法を工夫したり、調味液に漬け込んだり、手間のかかる下拵えなどをはじめ、「おいしい缶詰」を作るために一緒に取り組んでいただきました。
ライスの大きさもミリ単位で指定するなど、どの商品を手にとっても美味しいと感じていただけるよう、工夫しています。
特に思い入れがある商品は「国産鶏のオリーブ油漬(洋風アヒージョ)」です。レシピをすべて自身で考えてメーカーに持ち込み、その味を再現するためにひとつの商品製造に数日間かけている、「おいしい缶詰」のこだわりを象徴する商品だと思っています。
国産鶏のオリーブ油漬(洋風アヒージョ)
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